チャットボットが設置されているウェブサイトには、大抵常に右下にチャットボットがスタンバイしていて、クリックすると起動するようになっていますよね。
中にはある程度スクロールしたら勝手にチャットボットが起動して「何かお困りなことはありませんか?」と話しかけてきたり……。
そういう仕様のチャットボットが多いからなのか、弊社のチャットフォームHospiiでも「右下に常に出るようにならないんですか?」と聞かれる事が多々あり、「常に表示させるという事はしていないんです」と答えています。
これにはきちんとした理由があるからなんです。
Hospiiはあくまでも”チャットフォーム”
見た感じや機能の部分でもチャットボットに似ているHospiiですが、Hospiiはあくまでもメールフォームの進化版でチャットフォームなのです。
Q&Aのような機能を持つチャットボットならば、コンテンツの途中で「何かお困りごとでも~」と話しかけられても、流れとしてはおかしくはないのかもしれませんが、コンテンツを読んでいるユーザーに対して、いきなりお問い合わせフォームやお申し込みフォームが開いたら違和感しかありませんよね。
チャットフォームはユーザーに最後のアクションを起こしてもらう場所なので、「お問い合わせはこちら」、「お申し込みはこちら」などのリンクをクリックしてもらって起動するのが正解なのだと思います。
ユーザーから見た時に必ずしも使いやすいとは言い切れない
チャットボットだとしても、右下に常にボットが表示されるというのはなんだか正直邪魔ではないですか?
コンテンツを読み込んでいるのにチャットボットが視界に入ってきて、場合によっては何もしていないのに話しかけてくる……。
また特にスマートフォンの場合、ただでさえ画面が小さいのにチャットマークが常に表示されているというのはとても煩わしく思います。
中にはチャットボットが常に表示されることに対して圧迫感を感じるなんて方もいらっしゃいます。
もちろん役に立つのかもしれないですが、ターゲットユーザーのことを本当に考えた時に、果たして常に表示させることは必要なのか、今一度考えなければいけない問題だと思います。
チャットフォームHospiiは常に表示はされない
弊社のチャットフォームHospiiは右下に常に表示される仕様にはなっていませんので、上記のような画面を占有していて邪魔だとか、心理的圧迫感があるなんてことはありません。
ウェブサイト閲覧者に少しでも嫌な感情を持ってもらいたくない想いから常に表示はさせていません。
気持ちよくウェブサイトを閲覧してもらい、気持ちよく納得してもらってお問い合わせなりお申し込みをしてもらうため、ユーザー目線で使いやすい仕様にした結果です。
まとめ
チャットボットのアイコンが右下にずっと表示されていることに「新しい技術を使っていてカッコイイ!」なんて思うのはウェブサイトを運営されている企業側だけであって、今時チャットボットなんて珍しい物でも何でもなくなってきました。
一定数のユーザーが「邪魔だな」と思っているチャットボットを続けるよりも、メールフォームの機能をチャットに置き換えたチャットフォームHospiiのほうが、結果的にはコンバージョン率の上昇に役立つのではないかと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智