コンバージョンが多く取れていたとしても、顧客にならないコンバージョンであったならその価値は下がってしまいますよね。
ECサイトでも売れればよいわけではなく、単価の高いものを買ってもらえるユーザーやリピートをしてもらえるユーザーが増えるに越したことはありません。
ただ多くの企業が優良顧客を獲得するのに頭を悩ませているのも現実の問題としてあります。
そこで今回はチャット型メールフォームで来てもらいたい顧客を呼び込む方法をご紹介します。
自社にとっての優良顧客を呼び込みたい!でも現状は?
優良顧客の定義は様々だと思いますが、「自社にとっての優良顧客に集まってもらいたい」と思う気持ちは、どの企業も同じ思いなのではないでしょうか。
お問い合わせフォームからのコンバージョンも、お問い合わせが来てからじゃないとわかりませんし、ある意味くじ引きのような運的な要素が多く含まれていますよね。
出来る限り自社にとっての優良顧客に来てもらうために、ウェブサイトに「こんな方が対象です」とか「こういう人にオススメです」といったコンテンツを設けている企業もあると思いますが、なかなか効果も上がらないという所も多いと思います。
そんな時に次の一手として「チャット型メールフォームを導入する」ことをおすすめします。
なぜチャット型メールフォームならできるの?
チャット型メールフォームは1対1の対話型になっています。
「こんにちは!まずお名前をお聞かせください」というように対話形式で始まるので、ウェブサイト内のコンテンツに書かれた説明文などと違い、認識率はかなり高まります。
しかもメールフォームなわけでユーザーはアクションを起こさなければいけません。
きちんとした返答をしなくてはいけないため、チャット型メールフォームに出てくる文字はほぼ100%読むことになりますよね。
チャット型メールフォームでは「お名前」、「ご住所」、「電話番号」など、ただ聞きたい項目だけを聞くのではなく、「我が社のサービスはこうなんですよ」とか「こういう方に向いているんですよ」などの会話を盛り込むことが出来ますので、その会話の中に自社にとって来てもらいたいユーザー像を当て込むことで、お問い合わせやお申し込みの前からユーザーをセグメントできるというわけです。
具体的にどのようなことが出来るの?
例えば30歳以下の方を対象にしたスクールビジネスなどの場合、「年齢層を教えてください」という質問に「30歳以上」「30歳以下」という選択肢を用意します。
30歳以上を選択したユーザーには、その返答として「当スクールは30歳以下の方を対象としたスクールでございますので……」というような返答が出来たりもします。
また商圏など地域を絞ったユーザーセグメントをおこなう場合には「東京23区内」「それ以外」みたいな選択肢から、上記スクールビジネスの時と同じように、商圏外のユーザーにはやんわりとお断りしたりすることも出来ます。
年齢や商圏に限らず何かしら制限を設けている場合には、きちんとその理由も対話のシナリオの中に入れておくと、お断りされてしまうユーザーはもちろんそうでないユーザーにもきちんとした企業だなという印象を与えることも出来ますよね。
まとめ
上記のような事例ではコンバージョンの数を減らすという印象がありますが、コンバージョンしたところで顧客にならないのであれば、お問い合わせをする前の段階でふるいにかけることで、その後メールやお電話でお断りをするなどという無駄な作業を減らすことが出来るので、結果として業務効率を上げる事にも繋がります。
弊社のチャット型メールフォームHospiiを導入していただいたお客様の中にも、「以前は対象外のユーザーからのお問い合わせもたくさん来ていたけど、Hospii導入後はそういったことが限りなくなくなった」とおっしゃっていただける方もいらっしゃいます。
大事なこと、読んでもらいたいことはメールフォーム内に記載する、あまり今までにない発想ですが、チャット型メールフォームだからこそ出来る有効な手段なのではないかと思います。
弊社でも今回ご紹介したような事例のほかに、来てもらいたいユーザーに対してのシナリオ作りのお手伝いもさせていただきますので、前向きに導入をご検討の方はぜひお声がけください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智