Webサイトにおけるコンバージョン(CV)獲得の要であるエントリーフォームは、しばしばユーザーにとって「面倒くさい」と感じる要因となりがちです。チャット型メールフォームは、従来のフォームと比べて心理的な障壁を下げ、フォーム離脱を抑制する効果があると言われています。特に、女性やシニア層など、情緒的な安心感や使いやすさを重視する層において、チャットフォームとの相性が非常に良いことが実績から示されています。
1. 女性に響く「会話」と「情緒」
チャット型フォームは、特に女性をメインターゲットとしている業種で、顕著な伸び率を記録しています。弊社のチャットフォームHospiiを導入した女性向けのフィットネスクラブでは、導入後にお申し込み数が4倍以上になり、その後も高い水準を維持しているという事例があります。
この相性の良さには、女性の情緒的な特性が関係していると考えられます。
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ストレスフリーな操作性
女性は情緒的な部分を大切にするため、従来型のメールフォームだと「なんだか入力が面倒くさい」「設問が多いな」と感じた段階で、男性よりも離脱する確率が高まる可能性があります。チャットフォームは、難しいことを考えずに操作ができるため、ユーザーがストレスを感じないことが、お申し込み増加につながっています。
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「会話」を通じた信頼感
女性は会話をするのが好きだという側面があり、話を聞いてもらえることで信頼感が生まれます。チャットフォームは1対1の会話型で進むメールフォームなので、ユーザーはまるで会話をしている感覚で操作でき、気が付いたらお申し込み完了まで進んでいるということもあります。無機質な従来型メールフォームと比べて、チャットフォームの返答に人間味のあるコミュニケーションを感じているのかもしれません。
2. シニア層にも優しい「直感的なUI」
チャットフォームの持つ「使いやすさ」や「ストレスのなさ」は、女性に限らず、シニア層を含むすべてのユーザーに共通する大きなメリットです。
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メッセージアプリのようなインターフェイス
チャット型メールフォームの見た目は、質問項目が並ぶ従来のメールフォームとは違い、スマートフォンのメッセージアプリのようです。そのため、ユーザーは友人や家族とメッセージのやり取りをしている感覚で操作することができ、違和感なく直観的に操作できます。
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安心感の追求
従来の「個人情報を渡すぞ」という雰囲気ではなく、「会話の中で聞かれたことに答える雰囲気」で進むため、心理的な障壁が低くなります。Hospiiではアイコンにシェイク機能が付いており、メッセージや質問事項が表示されるたびにアイコンがシェイクすることで「しゃべっている感」が伝わり、これも心理的な障壁を下げる要因となります。
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不要な圧迫感の排除
チャットフォームHospiiは、チャットボットのように画面の右下に常に表示される仕様にはなっていません。常に表示されることへの圧迫感をユーザーが感じる可能性があるため、ウェブサイトの閲覧者に少しでも嫌な感情を持ってもらいたくないという想いから、ユーザー目線で使いやすい仕様にした結果です。
3. 高齢者向けサービスへの適用事例
チャット型メールフォームは、そのシナリオを自由に設定できるため、様々なターゲットに合わせた「接客」を自動化できます。
導入事例としては、女性専用フィットネスジムの体験受付 のほか、シニア層が主なターゲットとなる老人ホームの接客フォームなどがあります。タグ付けからも、シニア事業向けやシニア向けサービスにおける問い合わせ対応の課題解決がテーマになっていることが分かります。
チャット型フォームは、ユーザーの使いやすさを徹底的に追求し、心理的な障壁を低くすることで、コンバージョン率が高くなることにコミットしているため、特にデリケートな情報入力や、親切な案内が必要とされる女性やシニア層のEFOにおいて、大きな効果を発揮します。