「よし、ここに問い合わせてみよう!」
そう思ってクリックした先で、目の前に現れたのが「延々と続く入力項目の山」だったら……。あなたならどうしますか?
おそらく、そっとブラウザのタブを閉じるのではないでしょうか。そう、ユーザーが離脱する最大の理由は、驚くほどシンプル。「面倒くさい」。ただそれだけなんです。
今回は、せっかくのチャンスを逃さないための「脱・面倒なフォーム」の極意を、私なりの視点でまとめてみました。
1. ユーザーが「あ、やっぱりやめよう」と思う“絶望”の瞬間
恋もビジネスも、冷めるのは一瞬です。フォーム入力中にユーザーが「もう無理」と感じる典型的なパターンを挙げてみましょう。
●「質問、多すぎない?」:10項目以上の入力欄がズラッと並んでいるのを見た瞬間、やる気は霧散します。
●「エラー、どこよ?」:意気揚々と送信ボタンを押したのに、「入力内容に不備があります」の赤文字。しかもどこが間違っているのか不親切。
●「スマホで打つの、修行かな?」:指の太さを無視した小さなボタン、自動入力が効かないストレス。もはや指先のトレーニングです。
どれだけ魅力的なサービスを紹介していても、入り口のドア(フォーム)が重すぎたら、誰も中には入ってくれません。
2. 「面倒」の正体は、先が見えない不安
心理学的に見ても、人は「あとどれくらいで終わるか」がわからない作業に強いストレスを感じます。「当てはまる項目をすべて選んでください」と書かれた20個のチェックボックス……。それ、本当に全部必要ですか?
フォームが長すぎてスクロールバーが豆粒のようになっているなら、それは黄色信号。ユーザーは問い合わせをしたいのであって、アンケートに答えたいわけではないのです。
3. 「会話」に変えれば、フォームは楽しくなる
そこで登場するのが、チャット型のメールフォームという考え方です。たとえば、今回ご紹介した「Hospii(ホスピィ)」のような仕組みです。
これ、実は心理的にすごく理にかなっています:
一問一答の心地よさ:一度に聞かれるのは1つだけ。これならサクサク進めます。
スマホ時代の最適解:タップ中心の選択形式なら、移動中でも親指一本で完了。
「あと少し」が見える:進捗がわかれば、完走率は劇的に上がります。
まとめ:入り口を整えれば、成果は勝手についてくる
フォームを少し見直すだけで、コンバージョン(成約)率が2倍に跳ね上がることも珍しくありません。技術的なスペックを磨くのも素敵ですが、まずはユーザーが「これならサクッといけそう!」と思える優しさを用意してみませんか?
「うちのフォーム、もしかして嫌われてる?」と不安になった方は、ぜひ一度見直してみてくださいね。
株式会社アイエムシー
大塚雅智