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「問い合わせ件数」だけを追っていませんか?フォームの計測設計が間違っていると改善は空回りする落とし穴
「問い合わせ件数」だけを追っていませんか?フォームの計測設計が間違っていると改善は空回りする落とし穴

「問い合わせ件数」だけを追っていませんか?フォームの計測設計が間違っていると改善は空回りする落とし穴

更新日:2026.07.21  投稿日:2026.07.22

「問い合わせ件数」だけを追っていませんか?フォームの計測設計が間違っていると改善は空回りする落とし穴

フォームを改善しているのに、成果が出た実感が持てない。A/Bテストを繰り返しているのに、どの施策が正解かわからない。そんな状態に陥っているなら、もしかしたら「何を測定すべきか」を間違えているかもしれません。問い合わせフォームの改善に取り組む多くの企業が、KPI:Key Performance Indicator〈キー・パフォーマンス・インジケーター〉として「月間の問い合わせ件数」だけを追っています。しかしそれだけでは、フォームのどこに問題があるのかを特定することができません。結果、「なんとなく改善した気がする施策」を重ねても成果は出ず、改善が空回りし続けることになります。

「件数を増やせ」という指示が、改善を迷子にする理由

多くの担当者は、上長や経営者から「今月の問い合わせを増やせ」と指示されます。目標設定としては正しいのですが、問題はKPIが「件数」だけになってしまうことです。

フォームを通じた問い合わせは、次のようなステップを経て発生します。

  1. サイト訪問者がフォームページに到達する
  2. フォームの入力を開始する
  3. 入力を完了して送信する

この3ステップのどこで離脱が起きているかによって、打つべき施策はまったく異なります。たとえば「フォームページへのアクセスは十分あるが、入力を始めない」という問題なら、フォームの第一印象や入力への心理的ハードルを下げる改善が必要です。一方、「入力は始まるが途中でやめてしまう」なら、項目数・項目の並び順・エラーメッセージなどが原因かもしれません。

「件数」だけを見ていると、これらの違いがまったく見えなくなります。施策の効果を判断する根拠がないまま、感覚で手を打ち続けることになるわけです。

フォーム改善で本当に追うべき「3つのKPI」

フォーム到達率

サイト全体のセッション数のうち、フォームページに到達した割合です。ここが低い場合は、フォームへの導線(CTA:Call To Action〈コール・トゥ・アクション〉ボタンの位置・文言、サイト内のリンク配置など)に問題があります。いくらフォーム自体を磨いても、そもそも見てもらえなければ効果は出ません。

フォーム開始率

フォームページに到達したユーザーのうち、実際に入力を開始した割合です。ここが低い場合は、フォームの見た目・入力項目の多さ・フォーム上部の説明文など「第一印象」に問題があります。ページを開いた瞬間に「めんどくさそう」と感じさせてしまうと、入力が始まる前に離脱されてしまいます。

フォーム完了率(CVR:Conversion Rate〈コンバージョン・レート〉)

入力を開始したユーザーのうち、最後まで送信を完了した割合です。ここが低い場合は、入力中の離脱要因(項目数・バリデーションのタイミング・確認画面の有無など)を改善する必要があります。「入力は始めたのに送信しなかった」ユーザーは、何らかの壁にぶつかって諦めた可能性が高いと考えてください。

この3つを分けて計測することで、「どのステップに問題があるか」が初めて明確になります。そして問題のステップに的を絞った改善だけが、CVRの向上につながります。

計測できていないと、正しい改善ができない

「フォームを改善したら問い合わせが増えた」という結果が出ても、なぜ増えたのかを説明できないと、次の改善に活かせません。逆に、改善後に問い合わせが減った場合も、どのステップで悪化したのかがわからなければ原因の特定ができず、対処が後手に回ります。

GA4:Google Analytics 4〈グーグル・アナリティクス・フォー〉などの分析ツールを使えば、ファネル分析によってステップ別の離脱状況を把握することができます。しかし多くのサイトでは、フォームページのPV:Page View〈ページ・ビュー〉は計測していても、「入力開始」や「送信完了」のイベントトラッキングが設定されていないケースが少なくありません。

「何が起きているかわからない」状態で施策を打つのは、目を閉じたまま改善しているようなものです。まず計測環境を整えることが、フォーム改善の出発点になります。

チャット型フォームが「計測」と相性が良い理由

チャット型フォームは、回答を1問ずつ進めていく構造のため、各ステップでの離脱を可視化しやすいという特徴があります。「〇問目で離脱が多い」「この質問に来ると回答が止まる」といった情報が自然と蓄積されるため、改善のPDCA:Plan-Do-Check-Act〈プラン・ドゥー・チェック・アクト〉サイクルを回しやすくなります。

従来の静的フォームでは「送信されたかどうか」しかわからないことが多いのに対し、チャット型フォームは「どこまで進んだか」が計測できる点が大きな違いです。Hospiiのようなチャット型フォームSaaSでは、シナリオの各ステップにおける応答率・離脱率が管理画面上で確認できるため、担当者が「次にどこを改善すべきか」を即座に判断できます。計測と改善が一体化した仕組みになっているため、ツールを切り替えながら集計する手間も省けます。

よくある質問

Q. フォームの計測は、GA4など既存のツールで十分ですか?

既存のアクセス解析ツールでも計測自体は可能ですが、フォームのステップごとにカスタムイベントを設定する必要があります。GA4の場合、入力開始・各ステップ通過・送信完了をそれぞれイベントとして設定することで、ファネル分析ができるようになります。チャット型フォームのSaaSを使う場合は、管理画面内で自動的に計測・可視化されることが多く、設定の手間を大幅に省けます。

Q. 「問い合わせ件数」以外のKPIを設定したいのですが、社内でどう説明すればよいですか?

「件数」という最終結果の前段階を可視化することが、改善の精度を上げると説明するのが効果的です。たとえば「フォーム到達率が3%から5%になれば、他の条件が同じでも問い合わせは約1.7倍になる」といった数値換算で伝えると、経営層にも理解されやすくなります。「どうすれば増えるかわからない」状態から脱するために、計測項目を増やすのだと位置づけてください。

Q. 今すぐ計測環境を整えられない場合、何から始めればよいですか?

まずはフォームの「送信完了」イベントだけでもGA4に設定することをおすすめします。次に「フォームページへのセッション数」と「送信完了数」を確認し、大まかな完了率を把握します。この2点だけでも「フォームにアクセスした人のうちどれだけが送信しているか」という現状の全体像が見えてきます。チャット型フォームへの切り替えを検討している場合は、計測環境の整備と改善効果の確認を同時に進められます。

まとめ

フォーム改善の成果が出ない原因のひとつは、「何を測っているか」のズレです。問い合わせ件数という結果だけを追い続けると、施策の良し悪しを判断する根拠がなく、改善は感覚頼みになってしまいます。フォーム到達率・開始率・完了率という3つのKPIを分けて計測することで、「どこに問題があるか」が見えてくるようになります。

チャット型フォームは、こうした計測と改善のサイクルを回しやすい仕組みを持っています。「改善しているのに成果が出ない」と感じている方は、まず計測設計を見直すことが突破口になるはずです。

フォームの離脱率改善にお困りでしたら、ぜひHospiiの30日間無料トライアルをお試しください。チャット型フォームの効果を、まずは実際に体験してみてください。

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